心のトラウマを解消するには?|心のヨロイを少しずつ脱いでいく方法


みなさん、こんにちは! 心理カウンセラーの「らいおんハートおじさん」です。
「もっと気にしないようにしよう」
「嫌なことは、ちゃんと断ろう」
「人の顔色なんて気にしなければいい」
「もっと自分らしく生きよう」
そう思っているのに……
なぜか、
また同じことを繰り返してしまう。
人の機嫌が気になる。
嫌と言えない。
必要以上に頑張ってしまう。
自分より相手を優先してしまう。
そして、そんな自分に、
「どうして私は変われないんだろう」
と落ち込んでしまう。
もし、
あなたにもそんな経験があるのなら、
今日は少しだけ違う方向から考えてみてください。
もしかすると、
あなたに必要なのは、
「考え方を変えること」ではないのかもしれません。
もしかすると、
昔のあなたを守ってくれた「心のヨロイ」を、少しずつ脱いでいくこと
なのかもしれません。
前回の記事では、
「心のトラウマ」と「心のヨロイ」についてお話ししました。
今回は、その続きです。
では、
そのヨロイをどうやって脱いでいけばいいのでしょうか。
「分かっているのに変えられない」のには理由があります
カウンセリングでお話をしていると、
「頭では分かっているんです」
という言葉を聞くことがあります。
「嫌なら断っていいって分かっているんです」
「人の機嫌は私の責任じゃないって分かっています」
「もっと自分を大切にしたほうがいいって分かっています」
「頑張りすぎなくてもいいって分かっています」
そうなんですよね。
頭では、ちゃんと分かっている。
でも……できない。
ここが、
とてもつらいところです。
「分かっているのに、どうしてできないんだろう?」
そうやって、自分を責めてしまう。
でも、
ここで自分を責める必要はありません。
なぜなら、
あなたが「分かっていない」からできないのではなく、
心のもっと深いところでは、別の反応が働いていることがあるからです。

心は「昔のあなた」を守ろうとしているのかもしれません
例えば、あなたが
誰かに何かを頼まれたとします。
本当は、
「今回は無理です」
と言いたい。
でも、
口から出てくるのは、
「分かりました」だった。
そして家に帰ってから、
「どうして断れなかったんだろう……」
と後悔する。
こんな経験はありませんか?
頭では、
「断っても大丈夫」
と分かっている。
それなのに、断ろうとすると、
「嫌われたらどうしよう」
「怒られたらどうしよう」
「相手を困らせてしまう」
という不安が出てくる。
これは、
単純に「意志が弱い」という話ではないのかもしれません。
もしかすると、あなたの心の中に、
「相手の要求に応えたほうが安全」
という昔からの反応が残っているのかもしれません。
子どもの頃には、それが必要だったのかもしれません
前回もお話ししましたが、
子どもは自分の環境を選べません。
親の機嫌が悪ければ、
それに合わせるしかない。
怒られれば、
どうして怒られたのかを考える。
否定されれば、
次は否定されないようにする。
褒めてもらえれば、
また褒めてもらえるように頑張る。
そうやって子どもは、
「この環境の中で、どうしたら自分を守れるのか」
を覚えていきます。
例えば、
「お母さんが怒っているときは、静かにしていよう」
「嫌なことを言われても、黙っていたほうがいい」
「頑張れば認めてもらえる」
「自分より相手を優先したほうが安心できる」
そんな反応を身につけたのかもしれません。
当時のあなたにとっては、それが必要だった。
だから、
その反応を身につけた。
それは「間違い」ではありません。
むしろ、
その頃のあなたが、自分を守るために一生懸命考えた方法だった
のかもしれません。

だから「心のヨロイ」を無理に壊さなくていい
ここが、
私が大切にしているところです。
もし、
「それは昔のことなんだから、もう忘れましょう」
「そんな考え方は捨てましょう」
と言われたら、どうでしょう。
簡単にはできないですよね。
それは当然です。
だって、その「心のヨロイ」は、
あなたが長い間、自分を守るために使ってきたものだからです。
人の顔色を見ること。
我慢すること。
頑張ること。
自分を後回しにすること。
人に頼らないこと。
それらを、
いきなり「悪い癖」として
取り除こうとする必要はありません。
むしろ私は、
「今まで私を守ってくれてありがとう」
というところから始めてもいいと思っています。
「脱ぎ捨てる」というより、「もう着なくてもいい」と気づく
ここで、
「心のヨロイ」を洋服のようにイメージしてみてください。
子どもの頃のあなたには、ぴったりだった。
それを着ていれば、安心できた。
傷つかずに済んだ。
怒られないようにできた。
嫌われないようにできた。
だから、ずっと着てきた。
でも、
今のあなたはどうでしょう。
身も心も大人になりました。
自分で選択することもできます。
嫌な場所から離れることもできます。
助けを求めることもできます。
自分の気持ちを伝えることもできます。
それなのに、
昔のサイズのヨロイを、今も着続けている。
そう考えると、
「なんだか苦しい」
「窮屈だな」
と感じるのも、少し分かる気がしませんか?
だから私は、
「心のヨロイを無理やり脱ぎ捨てる」
というより、
「もう、今の私にはずっと着ていなくても大丈夫なんだ」
と気づいていくことが大切だと思っています。

まず必要なのは「自分を変えること」ではありません
生きづらさを感じていると、
「自分を変えなければ」
と思ってしまいます。
でも、私はその前に、
「なぜ私は、こうしているんだろう?」
と、自分を理解することが大切だと考えています。
人の機嫌が気になる。
なぜだろう?
嫌と言えない。
なぜだろう?
頑張りすぎてしまう。
なぜだろう?
人に頼れない。
なぜだろう?
その「なぜ?」の奥には、
過去の経験や、その頃に身につけた心の反応があるかもしれません。
そこにあるものを、
私は「心のトラウマ」という言葉で捉えています。
そして、
その影響によって身についた
「自分を守るための反応」を、
分かりやすく「心のヨロイ」と表現しています。
だから、
心のトラウマに気づく。
↓
心のヨロイが自分を守ってきたことを理解する。
↓
もう今の自分には必要ないものがあることに気づく。
この順番が、
とても大切なんです。
「認めてあげる」だけでも、心は少し変わります
ここで、ひとつ
試してほしいことがあります。
例えば、
「また人の顔色を気にしてしまった」
と思ったとき。
いつものように、
「私って本当にダメだな」
と自分を責めるのではなく、
こんなふうに言ってみてください。
「私は、ずっと人の顔色を見ることで自分を守ってきたんだね」
そして、
「あの頃の私には、それが必要だったんだね」
と。
これだけでも、
少し感じ方が変わることがあります。
「私はダメ」ではなく、
「私はそうやって自分を守ってきた」
になるからです。
これは、
とても大きな違いです。
自分を責める視点から、
自分を理解する視点
へ変わるからです。

心のトラウマは「悪者」ではありません
「トラウマ」という言葉を聞くと、
「取り除かなければいけないもの」
と思うかもしれません。
でも、私は「心のトラウマ」を単純に悪者として扱う必要はないと思っています。
なぜなら、その中には、
そのときのあなたが生きていくために身につけたもの
も含まれているからです。
例えば、
人の気持ちを敏感に察する力。
周りに気を配る力。
責任感。
頑張る力。
我慢する力。
これらは、見方を変えれば、
あなたが長い人生の中で身につけてきた大切な力でもあります。
ただ、
「必要なときに使う」のと、「いつでも自動的に使ってしまう」のでは違います。
人の気持ちを考えることは悪いことではありません。
でも、
「相手の機嫌=自分の責任」
になってしまったら苦しくなります。
頑張ることも悪いことではありません。
でも、
「頑張らない自分には価値がない」
となったら苦しくなります。
だから必要なのは、
あなたの良いところを捨てることではありません。
「もう必要以上に自分を守らなくても大丈夫」と、
心に教えてあげることなのかもしれません。
心のヨロイを脱ぐと、何が変わるのでしょう?
例えば、今までなら、
「断ったら嫌われるかもしれない」
と思っていたことを、
「今回は難しいです」
と言えるようになる。
相手が少し不機嫌でも、
「私が何とかしなければ」
と思わなくなる。
休んでいても、
「こんなことをしていていいのかな」
と自分を責めなくなる。
誰かに助けてもらったとき、
「迷惑をかけてしまった」
ではなく、
「ありがとう」
と言えるようになる。
自分の気持ちを、
「こんなことを思ってはいけない」
と否定するのではなく、
「私は、そう感じているんだね」
と受け止められるようになる。
そんな小さな変化が、
少しずつ積み重なっていきます。
すると、
「生きづらさをなくさなきゃ」
と頑張るのではなく、
「前より少し楽に生きられる」
という感覚が増えていくのです。

では、心のトラウマをどうやって解消していくのか
ここまで読んで、
「じゃあ、心のトラウマをどうやって解消していけばいいの?」
と思われた方もいるかもしれません。
もちろん、
自分で過去を振り返りながら、
「私はこういう経験をしてきたんだな」
と気づいていくことも一つの方法です。
ただ、心のトラウマが深く関係している場合、
「分かったから、今日から変えよう」
と頭で考えるだけでは、なかなか変わらないことがあります。
それは当然なんです。
頭では「もう大丈夫」と分かっていても、
心の奥では、
「でも、怖い」
「また同じことが起きたらどうしよう」
と感じていることがあるからです。
そこで私は、カウンセリングの中で、
「メモリーチェンジ」
という方法を用いています。
「メモリーチェンジ」は、過去をなかったことにするものではありません
ここは誤解してほしくないところです。
メモリーチェンジというのは、
「過去に起こった出来事そのものを消してしまう」
という意味ではありません。
過去の出来事は、
過去の出来事として存在しています。
大切なのは、
その出来事に対して、今の自分がどのような反応をしているのか。
そして、
その経験によって身につけた「自分を守るための反応」を、今の自分に合ったものへ変えていくこと。
私は、そのような考え方で
メモリーチェンジを行っています。
昔のあなたには必要だった。
でも、
「今の私には、もうそこまで身構えなくても大丈夫」
と、少しずつ心に伝えていく。
それは、「心のヨロイ」を
無理やり剥ぎ取ることではありません。
「もう、このヨロイをずっと着ていなくても大丈夫だよ」
と、昔の自分に伝えていくようなものです。

心のヨロイを脱ぐとき、過去の自分を責めなくていい
ここまでお話ししてきた中で、
一番伝えたいことがあります。
それは、
「昔の自分を責めないでほしい」
ということです。
どうしてあんなことをしたんだろう。
どうして言い返せなかったんだろう。
どうしてもっと強くなれなかったんだろう。
そんなふうに思うことがあるかもしれません。
でも、あの頃のあなたは、
あの頃のあなたなりに、一生懸命だったんです。
小さな体で。
小さな心で。
その環境の中で、
「どうしたら自分は大丈夫なんだろう?」
と考えながら生きていた。
だから、
あの頃の自分に「ありがとう」と言ってあげてもいいんです。
「よく頑張ったね」
「ずっと守ってくれてありがとう」
「もう大丈夫だよ」と。
それだけでも、
心の中の何かが少し緩むことがあります。
「心のヨロイ」は、少しずつでいい
ヨロイを脱ぐといっても、
明日から急に、
「何でも言える人になりましょう」
「人の目を気にしない人になりましょう」
ということではありません。
そんなに急がなくて大丈夫です。
今日は、
「本当は嫌だったんだな」
と気づく。
明日は、
「今回は無理です」
と小さく断ってみる。
誰かに頼れそうなとき、
「ちょっとお願いしてもいい?」
と言ってみる。
疲れたとき、
「今日は休もう」
と自分に許可を出してみる。
そんな小さなところからでいいんです。
一枚ずつ。少しずつ。
心のヨロイを下ろしていけばいい。

すると「自分らしさ」が少しずつ戻ってきます
心のヨロイを着ていると、
「こうしなければ」
「こうあるべき」
「嫌われないように」
「迷惑をかけないように」
ということに、
たくさんのエネルギーを使います。
だから、
本当の自分の気持ちが分からなくなってしまうことがあります。
「私は何がしたいんだろう?」
「本当はどうしたいんだろう?」と。
でも、
ヨロイを少しずつ下ろしていくと、
「私はこれが好きだった」
「本当はこうしたかった」
「これは嫌だった」
そんな、自分の小さな声が
聞こえてくるようになります。
それが、
「自分らしさを取り戻す」
ということなのかもしれません。
もっと強い自分になることではありません。
もっと完璧になることでもありません。
ありのままの自分でも安心できるようになること。
私は、
それが大切だと思っています。
40代・50代だからこそ、もう一度自分を取り戻していい
40代、50代になると、
仕事。家族。
子育て。親のこと。
夫婦のこと。人間関係。
いろいろな役割を
背負ってきたと思います。
気がつけば、
「自分のことは後回し」
が当たり前になっている方も少なくありません。
でも、人生の後半を、
ずっと誰かのためだけに生きなくてもいいんです。
「私はどうしたい?」
「何を大切にしたい?」
そんな問いを、
もう一度自分に向けてもいい。
もう、
自分を後回しにする人生は、少しずつ卒業してもいい頃なのかもしれません。
あなたが
自分らしく生きることは、
わがままではありません。
自分を大切にすることは、
誰かを大切にしないことでもありません。
安心できる心の土台ができると、
人との関わり方も少しずつ変わっていきます。

あなたは「変わらなければいけない人」ではありません
もし今、
「自分を変えたい」
と思っているのなら、
少しだけ考え方を変えてみてください。
「私は、変わらなければいけない」
ではなく、
「私は、もう少し楽に生きてもいい」と。
あなたには、
これまで自分を守ってきた理由があります。
あなたには、
そうならざるを得なかった
経験があるのかもしれません。
だから、
「どうして私はこんな性格なんだろう」
と責めなくて大丈夫です。
あなたが弱かったわけではありません。
今まで一生懸命、
自分を守ってきただけなのかもしれません。
そのために身につけた
「心のヨロイ」が、
今のあなたには少し窮屈になった。
ただ、
それだけなのかもしれません。
心のヨロイを脱いだ先にあるもの
ヨロイを脱いだら、
何が待っているのでしょう。
もしかすると、
もっと自分の気持ちを
大切にできるようになる。
「嫌なものは嫌」
と思えるようになる。
必要なときには
「助けて」と言えるようになる。
誰かの機嫌に
振り回されなくなる。
頑張っていない自分にも、
「今日はこれでいい」
と言えるようになる。
そして、
「ああ、これが私だったんだ」
と思える瞬間が、
少しずつ増えていく。
そんな未来を、
私は一緒に目指したいと思っています。

心のトラウマを「解消する」ということ
心のトラウマを解消するというのは、
過去を消すことでも、
無理やり忘れることでも、
別人のように自分を変えることでもありません。
過去の経験によって身につけた
「自分を守るための反応」が、
今の自分を必要以上に
苦しめなくてもいい状態へ近づいていくこと。
私は、そんなふうに考えています。
そのためには、
まず気づく。認める。
そして、
「もう、今の私には必要ないかもしれない」
と、少しずつ手放していく。
それが、「心のヨロイ」を脱いでいくということです。
一人でやってみるのが難しいときは、
誰かと一緒に見ていく方法もあります。
私の「生きづらさ改善セラピー」では、
あなたが抱えている生きづらさの根本にある
「心のトラウマ」に一緒に向き合い、
その影響で身についた心の反応を整理しながら、
メモリーチェンジを用いて
「心のヨロイ」を少しずつ下ろしていくことを大切にしています。
もう、自分を責めなくても大丈夫ですよ
もし今、
「私はどうして、こんなに生きづらいんだろう」
と思っているのなら、
今日から少しだけ、
自分への言葉を変えてみませんか?
「どうしてできないの?」
ではなく、
「これまで、どうやって自分を守ってきたんだろう?」と。
「また失敗した」ではなく、
「まだ心のヨロイが必要だと感じているんだね」と。
そして、
「今まで私を守ってくれて、ありがとう」と。
あなたの「心のヨロイ」は、
決してあなたを苦しめるためだけに
存在していたわけではありません。
きっと、
昔のあなたを守るために必要だったものです。
だから、
無理やり脱がなくても大丈夫。
少しずつでいい。
今のあなたにとって必要のないヨロイを、
一枚ずつ下ろしていけばいいんです。
大丈夫ですよ。
今まで十分頑張ってきましたからね。
これからは、
「もっと頑張れる自分」ではなく、「頑張らなくても安心できる自分」
を目指してもいいんです。
40代・50代は、
自分を取り戻す時期でもあります。
人生は、何歳からでも変えていけます。
もし一人では難しいと感じたら、
一人で抱え込まなくても大丈夫です。
あなたの「心のトラウマ」がどこから来ているのか。
どんな「心のヨロイ」を身につけてきたのか。
そして、
今のあなたには何を手放していいのか。
一緒にゆっくり見つけていきましょう。
頑張りすぎる女性が、
自分らしさを取り戻せる場所。
それが、私の
「生きづらさ改善セラピー」です。


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