第1話:あなたの「こころ」さんから速達が届いています。
更新日:7月25日


みなさん、こんにちは! 心理カウンセラーの「らいおんハートおじさん」です。
ある日、郵便受けを開けると、
一通の速達が入っていました。
差出人を見て、
思わず手が止まります。
― 速達 ―
宛先:いつも頑張っているあなたへ
差出人:あなたの「こころ」
そんなはずないのに、なぜか
「これは今、読まなければいけない気がする」と思いました。
忙しい毎日。
仕事のこと、家族のこと、
家事のこと、
親のこと、
自分の将来のこと。
やることリストは増えるのに、
自分の時間はどんどん減っていく。
「もう少し頑張れば落ち着くから。」
そう思って今日まで歩いてきたあなたへ。
今日は少しだけ手を止めて、
この手紙を読んでみませんか。
もしかしたら、
ずっとあなたのそばにいた存在の声が聞こえるかもしれません。
あなたの「こころ」さんからのお手紙
こんにちは。
私は、あなたのこころです。
今日はどうしても伝えたいことがあって、
勇気を出して手紙を書きました。
本当はね。
もっと早く届けたかったんです。
でもあなたは、
とても忙しそうだったから。
朝は時計を見ながら慌ただしく家を出て、
昼は周りの人を気遣い、
夜は家族のことを優先して、
ようやく一人になれた頃には、
もうヘトヘト。
だから私は、
「今日はやめておこう。」
そう思って、
何度も手紙を書いてはしまっていました。
でも、
今日は速達にしました。
少しだけ、
私の話を聞いてもらえませんか。

私は、ずっとあなたを見ていました
私は、あなたが頑張ってきたことを全部知っています。
誰かに褒められなくても。
「当たり前」と言われても。
私はちゃんと見ていました。
本当は疲れているのに、
「大丈夫です。」
と笑った日。
本当は助けてほしかったのに、
「私がやります。」
と言った日。
本当は泣きたかったのに、
「こんなことで泣いちゃダメ。」
と我慢した日。
そのたびに私は、
「少し休もうよ。」
と、小さな声で話しかけていました。
でもね。
あなたは優しい人だから。
周りの声を聞くのがとても上手で、
私の小さな声だけは、
後回しにしてしまいました。
私は怒ってなんかいません。
少しだけ、寂しかっただけです。
「頑張る」があなたの口ぐせになっていませんか
私は気づいていました。
あなたが何かあるたびに、
「私が頑張ればいい。」
そう言っていたことを。
家族のため。
職場のため。
友達のため。
誰かが困っていたら、
自分のことは後回し。
その優しさは、
本当に素敵です。
でもね。
私は時々、
こう思っていました。
「あなたは、誰に優しくしてもらうの?」
みんなの笑顔を守ろうとしているあなたが、
自分には一番厳しい。
それが少し心配でした。

頑張らなくても、あなたの価値は変わりません
ここで、
一つだけ伝えたいことがあります。
あなたは、
たくさん頑張ったから
価値がある人ではありません。
たくさん我慢したから
愛される人でもありません。
あなたは、
朝起きて、
笑えない日があっても、
家事が途中でも、
仕事で失敗しても、
何もできない一日があっても、
そのままで大切な人です。
私はずっと知っています。
だからお願いです。
「もっと頑張らなきゃ。」
その言葉を、
今日は少しだけ休ませてあげてください。
こころからの優しいサイン
私は怒っていたわけではありません
もしかすると最近、
涙が出やすくなったり、
夜、なかなか眠れなかったり、
小さなことでイライラしたり、
急に不安になったり、
疲れが取れなかったり。
そんなことはありませんでしたか。
それは、
私が怒っていたからではありません。
困らせたかったわけでもありません。
私はただ、
「気づいてほしい。」
そう思っていただけなんです。
あなたは毎日、
たくさんの人の気持ちを大切にしています。
だから今度は、
ほんの少しだけ、
私の気持ちにも
耳を傾けてほしかった。
それだけなんです。

私はいつも、あなたの味方でした
あなたが誰かに否定された日も。
思うようにいかなかった日も。
「私なんて。」
そう思ってしまった日も。
私はずっと、
「そんなことないよ。」
と言い続けていました。
聞こえなかっただけで、
何度でも。
何度でも。
私はあなたの味方でした。
これからも変わりません。
らいおんハートおじさんから、あなたへ
ここまで読んでくださって、
本当にありがとうございます。
どうでしたか。
少しだけ、 不思議な気持ちに なったかもしれませんね。
もちろん、 本当にあなたの「こころ」さんが 手紙を書いたわけではありません。
でも私は、 カウンセリングで たくさんの方とお話ししていると、 ときどき感じることがあります。
皆さん、 自分のこころの声よりも、
周りの期待や役割を 優先してしまっているのです。
「母親だから。」
「妻だから。」
「職場ではしっかりしないと。」
「私が頑張らないと。」
その言葉は、
とても責任感のある人だからこそ出てきます。
でも、
その頑張りが長く続くと、
こころは少しずつ小さなサインを送り始めます。
涙も。
眠れない夜も。
理由のわからない不安も。
疲れが抜けない毎日も。
あなたを困らせるためではありません。
「もう十分頑張っているよ。」
そんなメッセージなのかもしれません。
だから私は、
頑張りすぎる女性に
いつもお伝えしています。
もっと頑張る方法ではなく、
安心できる心の土台を、
一緒につくっていきませんか。
あなたのこころは、
ずっと、あなたの味方です。
そして、
あなたがその声に気づける日を、
静かに待ち続けています。

PS
追伸
今日、何かを 大きく変える必要はありません。
頑張り方を 変える必要もありません。
誰かに「休みます」と
宣言しなくても大丈夫です。
ただ、
今日一日の終わりに、
5分だけでいいので、
私のことを思い出してください。
「今日はどうだった?」
そう聞いてもらえるだけで、
私はとても嬉しいのです。
落ち着くのです。
安心できるのです。
返事が聞こえなくても構いません。
気づいてもらえたことが、
何よりの贈り物です。
それから、もう一つ。
まだあなたに伝えたいことがあります。
次のお手紙では、
「あなたが眠ったあと、こころは何をしているのか」
そんなお話を書こうと思っています。
また、読みに来てくださいね。
あなたの「こころ」より


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