失敗を恐れて動けないあなたへ|「失敗したくない人」と「成功したい人」の違い
更新日:9月30日


みなさん、こんにちは! 心理カウンセラーの「らいおんハートおじさん」です。
「やってみたいことはあるんです。」
「でも……失敗するのが怖くて」
「もし失敗したら、どうしよう」
「今さら失敗なんてできない」
そんなふうに考えて、
なかなか一歩を踏み出せないことはありませんか?
頭では、
「やってみなければ分からない」
「失敗しても、またやり直せばいい」
と分かっている。
それなのに、
いざ行動しようとすると、
胸のあたりがザワザワしてくる。
そして、
いろいろ考えているうちに、
「もう少し準備してからにしよう」
「今はタイミングが悪いかな」
「もう少し情報を集めてから……」
と、結局何もしないまま時間だけが過ぎていく。
「あれ? 今日も何もできなかった……」
なんてこともありますよね。
もしあなたが今、
そんな状態なら、
まず伝えたいことがあります。
あなたが弱いから動けないわけではありません。
あなたの中に、
「失敗したくない」と思う理由があるだけなんです。
今日は、
そんなあなたと一緒に、
「失敗したくない人」と「成功したい人」では、何が違うのか?
について考えてみたいと思います。
「失敗したくない」と思うのは、悪いことではありません
そもそも、
誰だって失敗したくありません。
できれば失敗せずに済ませたい。
恥ずかしい思いもしたくない。
誰かに怒られたり、
笑われたりしたくない。
頑張ったのに結果が出なかった……という経験も、できれば避けたい。
これは、とても自然なことです。
だから、
「失敗したくないと思う自分はダメなんだ」
なんて思わなくて大丈夫ですよ。
むしろ、
「失敗したくない」と強く思う人ほど、
真面目で責任感が強いことがあります。
「ちゃんとしなければ」
「迷惑をかけてはいけない」
「一度始めたなら、最後まで成功させなければ」
そんな思いを抱えて、
一生懸命生きてきた人も少なくありません。
ただ、ここで
少し困ったことが起きます。
「失敗したくない」という気持ちが強くなりすぎると、
「成功するために何をするか」ではなく、
「失敗しないために何をするか」
ばかりを考えるようになることがあるんです。
ここが、
今日のお話の大切なところです。

「失敗したくない人」の頭の中では何が起きている?
たとえば、
同じ仕事を任された二人がいたとします。
Aさんは、こう考えます。
「どうすれば失敗しないかな?」
「ここを間違えたら大変だ」
「もし失敗したら、周りからどう思われるだろう?」
「絶対に失敗できないぞ」
もちろん、
慎重に考えること自体は悪くありません。
でも、「失敗しないこと」が目的になると、
心はどんどん緊張していきます。
すると、
不安 → 心配 → 緊張 → 行動をためらう
という流れが生まれます。
そして、
行動するとしても、
「これで本当に大丈夫かな?」
「もっと確認したほうがいいかな?」
「誰かに聞いてからにしよう」
と、慎重になりすぎてしまう。
場合によっては、
「失敗するくらいなら、やらないほうがいい」
というところまで行ってしまいます。
これが続くと、
本人は頑張っているのに、
なぜか前に進めません。
そして、
「どうして私は何もできないんだろう」
「やっぱり私はダメなのかな」
と、自分を責めるようになってしまいます。
でもね。
ここで自分を責めなくていいんです。
あなたの心は、
あなたを困らせようとしているわけではありません。
あなたを失敗から守ろうとしているだけなんです。
「成功したい人」は、何を考えている?
では、
反対にBさんはどうでしょう。
同じ課題を前にして、
「どうすれば成功できるかな?」
「これがうまくいったら、どんな未来になるかな?」
「絶対に成功させるぞ」
と考えています。
もちろん、
Bさんだって失敗するのは嫌です。
怖くないわけでもありません。
ただ、
意識を向けている場所が少し違います。
Aさんが、
「失敗しないこと」
を見ているのに対して、
Bさんは、
「成功した先にあるもの」
を見ています。
すると、
考えることが変わってきます。
「まず何からやってみよう?」
「この方法を試してみよう」
「うまくいかなかったら、別の方法を考えよう」
「誰かに相談してみよう」
「一回やってみて、結果を見てみよう」
そうやって動き始めます。
そして、
もし失敗したとしても、
「なるほど。この方法ではうまくいかなかったんだな」
「じゃあ、次はどうしよう?」
と考える。
失敗を「自分への評価」にしないんですね。
一つの結果として受け止める。
この違いは、
とても大きいものです。

同じ失敗でも、感じることが違う
面白いのは、
同じ失敗をしても、
二人の感じ方が違うことです。
「失敗したくない人」は、
「やっぱりダメだった」
「自分には無理だった」
「恥ずかしい」
「もう挑戦したくない」
と感じやすくなります。
なぜなら、
「失敗=避けなければならないもの」だからです。
一方、
「成功したい人」は、
「うまくいかなかったな」
「何が原因だったんだろう?」
「次はどう変えよう?」
「もう一回やってみよう」
と考えます。
もちろん、落ち込みます。
悔しいです。
「くそー!」と思う日だってあるでしょう。
人間ですからね。
でも、
そこで人生を終わりにしない。
「この失敗の先に、まだ何かある」と考えることができる。
ここが大きな違いなんです。
「失敗したくない」の奥には、何があるのでしょう?
では、なぜ私たちは、
ここまで失敗を怖がってしまうのでしょうか?
実は、「失敗そのもの」が
怖いとは限りません。
その奥には、
「失敗したら怒られる」
「失敗したら嫌われる」
「失敗したら笑われる」
「失敗したら、自分には価値がないと思ってしまう」
「失敗したら、また傷ついてしまう」
そんな気持ちが
隠れていることがあります。
特に子どもの頃から、
「失敗しちゃダメ」
「ちゃんとしなさい」
「どうしてこんなこともできないの?」
「お姉ちゃんなんだから、しっかりして」
そんな言葉を
繰り返し受けてきた人は、
「失敗=悪いこと」
という考え方を
身につけてしまうことがあります。
もちろん、
親や周囲の人も、
その人なりに「ちゃんとしてほしい」と
思って言ったのかもしれません。
でも、
小さな頃の心にとっては、
その言葉がとても大きな意味を持つことがあります。
そして長い年月をかけて、
「失敗しないようにする」
「人から怒られないようにする」
「嫌われないようにする」
という生き方が、
自分を守る方法になっていく。
私は、
こうした長年の心の守りを、
「心のヨロイ」
と呼んでいます。

「失敗を恐れる自分」は、あなたの性格ではありません
ここは、
ぜひ覚えておいてください。
「私はもともと臆病な性格だから」
「私は何をやっても自信がないから」
「私はネガティブな人間だから」
と決めつけなくて大丈夫です。
もしかすると、
それはあなたの「性格」ではなく、
これまで生きてくる中で身につけた考え方のパターン
なのかもしれません。
心は、過去の経験から、
「こうすれば傷つかない」
「こうすれば怒られない」
「こうしておけば大丈夫」
という方法を覚えていきます。
それが大人になった今も、
自分を守ってくれている。
だから、頭では、
「もう大丈夫だよ」
と思っていても、心のほうが、
「いやいや、危ないよ!」
とブレーキを踏むことがあるんです。
まるで、
車を走らせたい自分と、
助手席で必死にブレーキを踏んでいる
自分が同時にいるようなものです。
「ちょっと! アクセルとブレーキ、一緒に踏まないで!」
……と、自分で自分に言いたくなることもありますよね。
でも、
そのブレーキにも理由がある。
あなたを守ってきた大切な役割があったんです。
大切なのは「失敗しない自分」になることではありません
では、
どうすればいいのでしょうか?
「これからは絶対に失敗を恐れないぞ!」
……と決意する必要はありません。
それもまた、
「失敗してはいけない」という
新しいプレッシャーになってしまいますからね。
大切なのは、
失敗を恐れる自分がいても、その自分を否定しないこと。
そして、少しずつ、
「失敗しないためにはどうしたらいい?」
という問いから、
「私は本当はどうなりたいんだろう?」
という問いに変えていくことです。
たとえば、
「この仕事で失敗したくない」
ではなく、
「私はこの仕事を通して、どんな自分になりたいんだろう?」
「失敗したらどうしよう」
ではなく、
「うまくいったら、どんな未来が待っているだろう?」
「絶対に失敗できない」
ではなく、
「成功に近づくために、今日できる小さなことは何だろう?」
と考えてみる。
いきなり大きな一歩を
踏み出さなくてもいいんです。
小さな一歩で十分です。

「生きづらさ改善セラピー」で大切にしていること
私が行っている
「生きづらさ改善セラピー」でも、いきなり、
「前向きになりましょう」
「自信を持ちましょう」
「失敗を恐れず挑戦しましょう」
なんてことは言いません。
そんなことが簡単にできるなら、
そもそも悩んでいませんものね。
まず大切にするのは、
安心できる心の土台をつくること。
そして、
「なぜ私はこんなに失敗が怖いんだろう?」
「なぜ、いつも人の目を気にしてしまうんだろう?」
「なぜ、頭では分かっているのに動けないんだろう?」
と、自分の心を一緒に見ていきます。
そこには、
これまでの人生で積み重なってきた
「心のトラウマ」や、そこから生まれた
思考のパターンが関係していることがあります。
それを、
「あなたが悪い」
と責めるのではありません。
むしろ、
「ああ、だから私はこう感じていたんだ」
と、自分を理解していく。
すると少しずつ、
「失敗しないようにしなきゃ」
と必死に自分を守る必要がなくなっていきます。
焦りを完全になくす必要もありません。
不安をゼロにする必要もありません。
目指すのは、
「焦っても、焦りに振り回されない自分」
です。
不安になっても、
「今、私は不安なんだな」
と気づける。
失敗して落ち込んでも、
「失敗したけど、私自身がダメになったわけじゃない」
と思える。
そして、
「じゃあ、次はどうしようか」
と、もう一度自分の人生に戻っていける。
そんな心を
少しずつ取り戻していくことです。
あなたが今、失意のどん底にいるとしても
もしかすると、
この記事を読んでいるあなたは、
今まさに大きな失敗をしたばかりなのかもしれません。
仕事で失敗した。
受験に失敗した。
人間関係がうまくいかなかった。
夢を諦めなければならなくなった。
一生懸命頑張ったのに、
思ったような結果が出なかった。
そして今、
「もう終わりだ」
と思っているかもしれません。
そんなときに、
「失敗は成功のもとですよ」
なんて言われても、
「そんな簡単に言わないでよ」
と思いますよね。
私も、そう思います。
どん底にいるときは、
まず落ち込んでいいんです。
悔しければ悔しがっていい。
泣きたければ泣いていい。
少し休んだっていい。
ただ、
一つだけ覚えておいてほしい。
「今回うまくいかなかったこと」と、
「あなたの人生が失敗したこと」は同じではありません。
今は見えなくても、
その先にはまだ道があります。

「失敗しない人生」ではなく「自分らしく進める人生」へ
人生には、
思い通りにならないことがたくさんあります。
計画通りにいかない。
頑張っても結果が出ない。
自信を持って進んだのに、転んでしまう。
そんなことは、私にもあります。
たぶん、
これからもあるでしょう。
でもね。
人生で大切なのは、
一度も転ばないことではないんです。
転んだあとに、
「もう一度、立ってみようかな」
と思えること。
そして、
「次はどっちへ行こうかな」
と、自分の人生をもう一度選べること。
そのためには、
「失敗しない自分」をつくる必要はありません。
失敗しても、自分を見捨てない自分
をつくっていけばいいんです。
「失敗したくない」と
思っていたあなたも大丈夫。
その気持ちは、
これまでのあなたを
守ってきた大切な気持ちです。
でも、
これからは少しずつ、
「失敗しないために生きる」のではなく、
「私はどうなりたいのか」を見ながら生きてみませんか?
もし失敗したら、
そのときにまた考えればいい。
一回でうまくいかなければ、
やり方を変えればいい。
立ち止まったら、
少し休めばいい。
そして、
また一歩進めばいい。
あなたの人生は、
今回の失敗だけで決まるものではありません。
まだまだ、
これからです。
大丈夫ですよ。
あなたが今いる場所は、
人生の「終点」ではありません。
もしかすると、
次の人生を始めるための
「曲がり角」なのかもしれません。
私は、そんなふうに思っています。
焦らなくて大丈夫。
今日すぐに大きく変わらなくても大丈夫。
まずは、
「私は本当は、どうなりたいんだろう?」
と、自分の心に聞いてみてください。
その小さな問いが、
あなたの次の一歩を
見つけるきっかけになるかもしれません。
そして、もし一人では
その答えを見つけるのが難しいときは、
誰かと一緒に心を整理してもいいんです。
あなたが長い間
身につけてきた
「心のヨロイ」を、
一枚ずつゆっくり脱いでいく。
その先に、
「もっと自分らしく生きてもいいんだ」
と思える未来が
待っているかもしれません。
らいおんハートおじさんは、
そんなあなたの一歩を、
そっと応援しています。

この記事のまとめ
「失敗したくない人」は、
失敗を避けるために行動を選びやすくなります。
「成功したい人」は、
望む未来に近づくために行動を選びやすくなります。
どちらも、
失敗することへの不安はあります。
違うのは、
「何を避けるか」を見ているのか、
「どこへ行きたいか」を見ているのか。
ということなのかもしれません。
もし今、あなたが
失敗を恐れて動けなくなっているなら、
「どうすれば失敗しない?」
ではなく、
「私は、本当はどうなりたい?」
と、自分に問いかけてみてください。
人生を変えるのは、
いつも大きな決断とは限りません。
心の中の、
ほんの小さな問いの変化から始まることもあります。
あなたの人生は、まだ途中です。
ここからでも、
遅くありません。
大丈夫ですよ。

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